自由民権運動(注)のさなか、諭吉はこういったのです.
「世の国会開設を願望するものを見るに、非常なる狂者も多く、愚者も多い」(1881年「時事小言」福沢諭吉全集第五巻)
(注) 自由民権運動:1874年以降、藩閥政府による政治に対して、議会の開設、地租の軽減、不平等条約の改正、言論と集会の自由の保障などの要求を掲げた.1890年の帝国議会開設頃まで続く.(Wikipedia)
こうもいっています.
日本は、「もっぱら、武備を盛んにして国権を皇張(こうちょう)するの一点にあり」
「遠慮なくアジアを押領(おうりょう)して我が手をもって新築するも可なり」(いずれも「時事小言」)
「民主主義は No.武力侵略は OK」ということです.
21世紀の現在、10000万円札の肖像として、毎日拝まれている諭吉は、「狂者や愚者も多い」と考えながら私たちをみているのでしょうか?
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