イタリア・ルネサンスの代表的芸術家レオナルド・ダビンチの壁画「最後の晩餐」が、160億画素という非常に高い解像度の画像で28日までにインターネット上で公開された。1000万画素のデジタルカメラによる画像の1600倍の鮮明さだという。AP通信などが伝えた。
最後の晩餐は15世紀、ミラノにあるサンタマリアデレグラツィエ教会の食堂の壁に描かれたフレスコ画。1999年に20年以上にわたる修復作業が完了した。
美術専門家によると、公開された高解像度画像は、作品から数センチの至近距離で鑑賞するような精密さで、ダビンチが彩色する前のデッサンの痕跡まで見分けることができる。絵画の劣化が進んでいる様子もうかがえるという。
最後の晩餐は年間30万人以上が世界中から鑑賞に訪れるが、鑑賞時間は15分に限られている。(共同)
「最後の晩餐」1000万画素(回線速度・モニターの解像度・メモリーの容量により見え方が変わります)